ドル円はどこまで下がる可能性があるのか

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計画的なナンピン(ナンピン戦略)を行うためには、最安値(買いの場合)を十分安い値段に設定する必要があることを前回説明しました。

十分に安い値段とはどこまでなんでしょうか?

ここはFXでも取引量が多くメジャーなドル円(USDJPY)で考えてみましょう。

ドル円の最安値

1990年から2017年現在までの月足のロウソク足チャートは下記になります。

高値を結んだラインと、安値を結んだラインも入れました。

これを見ますと、最安値は2011年10月の75.5円です。(データの取得先によって若干変わると思いますが)

そして、高値のラインも、安値のラインも右肩下がりです。今後、長期的には更に円高に進む傾向があることがわかります

ちなみにこの27年間の平均値は、おおよそ110円です。但し、全体的に円高に進んでいることを考えると、平均値も下がっている(円高に振れている)と思われ、私の感覚からすると、現状の平均値は100円くらいかなあと思います

以上より、現時点でのドル円の最安値予測は75.5円より円高な場所、余裕を見て65~70円程度ではないかと思います。また最高値は、直近の最高値である125円より円高なところ、115円程度と考えます

ドル円のナンピン戦略

この結果から、ドル円をナンピンするにはどのような戦略が考えられるでしょうか?

・ドル円買いの開始を平均の100円からとする。

・最安値を65円とする。

・1円下がるごとに1万通貨買い下がる。

・利食いは115円に到達したとき。

この戦略で行くと、ドル円が70円に到達した時には、31万通貨持っていることになります。平均単価は85円、含み損は465万円、必要証拠金はおおよそ87万円、よって余裕を見て600万円弱の資金があれば良い計算となります

そして、すべてのポジションを115円で利食い出来たとすると930万円の利益となります。

この戦略はあくまでシュミレーションとしてであって、現実には難しいと思います。

そもそも70円までいつ下がるんだよー(現状110円前後です)とか、必要資金が多すぎるとか、もし買えたとして115円まで持てるのかとか、色々と問題はあります。

但し、最安値の想定は間違ってないと思います

FXで最近流行りのトレード手法の落とし穴

ここで重要なのは、最近においてはFXのナンピン戦略がかなり浸透してきている点です

いわゆるトラリピ系、M2Jのトラップリピートイフダン注文やアイネット証券のループイフダン注文など、レンジ相場になりやすいFXに非常に有効な戦略として、ナンピン戦略がシステム化されてきています。

これらの注文を行う場合に最安値の想定を間違うと、思わぬ大損を蒙る可能性があります。このようなナンピン戦略のシステムは長期にわたって動かしますので、いづれは必ず経済ショックに出会うことになります。

この時あなたは生き残れるでしょうか?

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