FAK、FAS、最大指値など、先物取引の注文方法を解説

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日経225先物などの先物取引において、最近は注文方法が多彩となり、どの注文方法で行えば良いのか迷う事が多々あります。

特に執行数量条件のFAKやFASなどいったい何のことやら訳が分かりません。

今回は、これら注文方法について解説します。

執行数量条件とは

執行数量条件とは、発注後に約定しなかった注文が残ってしまった場合に、残った数量の注文をどの様に処理するかを指定するものです。

昔は、株などと同じように先物取引でも成行、指値、逆指値だけの注文方法でしたが、大阪取引所新デリバティブ売買システム<J-GATE>の稼動を機に、新たに執行数量条件(FAS・FAK・FOK)が導入され、2011年2月14日以降、注文する際には必ず、選択しなければならなくなりました。

一説には、新システム導入と同時に、注文方法などもアメリカの先物市場と合わせることで、日本の先物市場のグローバル化を図ったと言われています。

商品先物市場でも執行数量条件を指定するようになっており、今や一般的な注文方法となっています。

よってどのような注文方法なのか、覚えておいて損はないと思います。

それぞれの執行数量条件の意味はなかなか覚えられないですが、それぞれの注文条件について理解しましょう。

執行数量条件(FAS)

Fill and Storeの略で、約定できる数量は約定し、残枚数は板に残る発注条件です。

全ての注文数量を約定させることを優先で使用する注文条件です。

注文が残る発注条件なので、未執行の注文を注文板に残すことが出来ない成行注文では使用できません。

執行数量条件(FAK)

Fill and Killの略で、約定できる数量は約定し、残枚数はキャンセルされます。

板が薄い場合に、大量の注文を入れると、一部の注文のみ約定し、残りの注文は消えてしまいます。

成行注文ではほとんどFAK注文になります

執行数量条件(FOK)

Fill or Killの略で、全量約定するか、全量約定できない場合は全てキャンセルされます。

板が厚い場合は問題ありませんが、板が薄い場合に大量の注文をFOKで出すと、全く約定しない事態となります。

ブログ主はあまり使ったことが無いですね。

日経225先物の様に板が厚い銘柄で、発注数が少ない場合はFAKでもFOKでも、あまり違いはないでしょう。

では次に、各種注文方法と組み合わせた場合の意味について確認しましょう。

成行(FAK・FOK)

成行注文は板に注文が残りません。よって板に残る条件であるFASは使えません。

成行FAK:未約定の注文は失効、すなわち消えてしまいます。

成行きFOK:全てが約定しない場合には注文がキャンセルとなります。

指値(FAS・FAK・FOK)

値段を指定して注文する方法です。執行数量条件との組み合わせでは下記のようになります。

指値FAS:従来の指値と同じで、未約定分は板に残ります。

指値FAK:未約定分は板に残らず失効します。

指値FOK:全数量が直ちに約定しないと、注文がキャンセルされます。

最良指値(FAS・FAK・FOK)

名称を見ると非常に良い条件で約定するものに見えますが、特にそう言う訳ではありません。

価格を指定しない指値注文で、注文した時点の最良の気配値で約定する注文方法です。

成行注文に似ていますが、複数枚の注文では約定金額が異なる場合があります。以下例です。

・成行注文の場合

10枚の買いを入れ、20000円が7枚しか無い場合、7枚が20000円で約定し、残りの3枚は20010円で約定する。

・最良指値の場合

10枚の買いを入れ、20000円が7枚しか無い場合、7枚が20000円で約定し、残りの3枚は20000円のまま買い板に残る(FAS)か、3枚は失効するか(FAK)、全て約定しない(FOK)かいずれかになります。

成行きとの違いは、注文が残った場合の扱いが違うだけになります。全部約定させたければ、普通に成行注文で良いと思いますし、枚数が少ない場合も、そもそも成行で問題ないと思います。

最大指値(FAS)

最大指値注文とは、買い注文であれば値幅制限の上限で発注し、売り注文であれば値幅制限の下限で発注する注文方法です。

これもなかなか理解できなかった注文方法です。最良指値と同じで、値段を指定しない指値注文です。これも成行注文と似ていますが、成り行き注文が未執行注文を板に残せないのに対し、最大指値(FAS)は未執行注文を板に残すことが出来ます。まあFAS注文ですから板に残りますよね。

日経225先物を寄付で注文する場合は、最大指値を良く使います。発注枚数が多い場合に全て約定させたい場合には有効です。成行では残った注文に対し再度注文が必要ですが、最大指値では注文が残りますので、再注文の必要がありません。

でも板が厚い場合に発注枚数が少ない場合には成行きと変わらないので、どっちでも良いでしょう。

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