システムトレードでポートフォリオ運用を行う際のポイント

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投資を行う際にリスクを軽減するために用いられる「ポートフォリオ運用」ですが、システムトレードを行う際にも非常に重要な手法です。

システム一つでどんな相場にも対応できることは有り得ませんし、大きなドローダウンに出会う事は日常茶飯事です。

そんな時にドローダウンを軽減し、継続してトレードを行うためにはポートフォリオ運用は欠かせません。

しかし、ポートフォリオを組む際にも注意点が有ります。

今回はポートフォリオ運用を行う際のポイントを解説致します。

ポートフォリオ運用とは

ここではシステムトレードにおけるポートフォリオ運用について説明いたします。

ポートフォリオ運用とは、一つのシステムだけに頼ることなく、複数のシステムロジック、複数の銘柄に分散投資することで、ドローダウンを軽減し安定した利益の確保を目指す運用方法のことです。

特定の銘柄の損益のみに左右されることを避けることが出来るので、精神的にもストレス無く長期に渡って運用することが出来ます。

ポイント1:相関性の低い銘柄同士で組み合わせよう

システムをやみくもに沢山組み合わせたとしても、分散投資の効果は得られません。

同じような値動きの銘柄同士を組み合わせても、同じ時期にドローダウンするだけで、逆にドローダウン時の損失は大きくなってしまいます。

相関性の高い組み合わせとしては、ドル円と同じような動きをする、その他クロス円。

日経225先物だとTOPIX先物。

株ですと同じセクターに属する銘柄同士など、相関が非常に高いので、同じ時期に値下がり値上がりするので分散投資には成り難いです。

出来る限り相関性の低い銘柄同士を組み合わせましょう。

ポイント2:相関性の低いシステムロジックを組み合わせよう

銘柄だけでなくシステムロジックも相関性の低いものを組み合わせましょう

つまり、順張りのシステムと逆張りのシステム。

又は、買いのシステムと売りのシステム、などです。

同じ銘柄でも、逆張りと順張り、売りと買い、のシステムを組み合わせることでドローダウンを極力低減することが出来、トレードのストレスも抑えることが出来ます。

例として以前に225先物での、日中の売りと、夜間の買い、のそれぞれのシステムを組み合わせたポートフォリオをご紹介いたしました。

儲かる225先物のシストレロジックの改良版を公開

ご参考にしてください。

ポイント3:価格を合わせる

異なる銘柄のシステムを組み合わせる際に一番問題になるのは、価格が異なる銘柄同士を組み合わせた際に、損益が大きく異なるために、値嵩銘柄の損益の影響が極端に大きくなることです。

例えば、現在10000円の銘柄Aと、現在100円の銘柄Bでシステムを組み、1枚づつでトレードを行った場合に、損益はどうしても銘柄Aの方が大きくなってしまいます。

銘柄Aと銘柄Bの価格の変化の例を下表に示します。

トレードは常に買いとして、累積損益を計算しています。

銘柄Aと銘柄Bはそれぞれ1枚づつトレードした場合です。

これらの各々の累積損益とAとBの損益をプラスした累積損益を載せたグラフが下記です。

AとBの合計損益(緑線)は銘柄Aの損益(青線)と完全にかぶってしまっています。

銘柄Bは利益が出ていますが、全く影響がありません。

銘柄Bをトレードする意味が全く無くなってしまいます

この様な問題を防ぐためには、銘柄の価格に合わせて枚数調整することが重要です。

この例の場合ですと、銘柄Aは10000円、銘柄Bは100円なので、銘柄Aを1枚に対し、銘柄Bは100枚でトレードすれば損益が同一のレベルになります。

銘柄Aの価格に合わせて、銘柄Bについて枚数調整を行ってトレードした結果が下記表になります。

A銘柄の価格と、B銘柄の価格が変わる毎にB銘柄の枚数を調整しています。

これによりA銘柄とB銘柄の損益ボリュームが、同じレベルになっていることが確認できます。

この表の累積損益をグラフにしたものが下記です。

銘柄Aだけの影響は無くなり、合計損益に対して銘柄Aも銘柄Bも同じ影響力になったことが分かります。

価格をそろえる以外にも、損益が大きく異なる場合には損失の平均値を揃える方法もあります。

例えば、同じ10000円の銘柄でも、C銘柄の損失平均は100円で、D銘柄の損失平均が500円の場合、D銘柄の方が圧倒的に合計損益に大きな影響を及ぼします。

その場合はC銘柄の取引枚数を5倍してトレードを行う必要があるでしょう。

まとめ

システムトレードにおいてポートフォリオ運用は、継続してトレードを行う際に非常に重要な手法であることが分かりました。

但し、正しい方法で行わないと、ポートフォリオ運用の意味が無くなってしまいます。

そのためには、

・相関性の低い銘柄同士を組み合わせる

・相関性の低いシステムロジックを組み合わせる

・各銘柄の価格に合わせてトレード枚数を調整する

などの必要があります。

上手にシステムを組み合わせて利益を出しましょう。

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