前回では、スイスフランの現状と今後の予想について書いてみました。スイスフランは現状では高値圏にあり、今後経済が回復すれば徐々に下落するだろうとの認識でいます(超長期的にはじりじりと上昇)。但し、何らかの経済危機が起これば、突発的に上昇するので要注意です。
スイスフランは円と同じく低金利通貨ですので、高金利通貨と合わせた買いナンピン戦略を考えてみます。
高金利通貨というには若干力不足ですが、カナダドルも金利は高い方ですので、スイスフランとのペアの場合はスワップポイントはプラスになります。
35年間の長期チャートは下記の通りです。
スイスフランがじりじりと上がっていますが、1990年以降は、おおよそ0.7から1.2の間くらいを、かなり長い期間にわたって上下しています。
スイスフランショックを契機に、若干下抜けてきていますが、それ以降は横ばいの展開です。
2009年以降の月足チャートをヒロセ通商から下記に引用します。
最安値が0.68くらい、2017/9/25現在で0.79くらいですので、歴史的には底値圏にあります。またカナダドルも回復傾向にありますので、少しづつ買い下がるのは有りだと思います。
その場合は、最安値のターゲットを0.65程度と、低めに見積もるのが良いと思います。
もう一つ、高金利通貨と言えばオーストラリアドルです。
こちらも長期の月足チャートを確認します。
かなり激しく上下しながら、徐々にスイスフラン高に振れていっています。スイスフランショック以降は、一段と下がり、0.7を完全に割り、現在も安値圏です。オーストラリアの経済が今一つということも有り上昇の勢いがありません。
こちらも0.65程度を目標に、少しづつ買い下がる戦略もありかと思います。
カナダドル、オーストラリアドル共に、スイスフランに対しては最安値圏にあり、少しづつ上昇の気配があります。一時的な下落も考えて少しづつ買い下がる戦略は有りと思います。
又は、何らかの経済危機を待って、さらに突っ込んだときに買い出動を行う手もあります。但し、経済危機は起こらないかもしれませんし、悩ましいところです。
それとも、十分に安い価格を想定したうえで、手動でトラリピを行う方法もあると思います。
ブログ主的には、現在は少し買い、このまま上がれば少額の利食いで良しとする。何らかの危機でスイスフランが突っ込むようなことがあれば、機会を見てがっつり買いに走りたいと考えています。