トルコリラ円や南アフリカランド円でのナンピン戦略をご紹介してきました。
新興国通貨は長期的には対円で下落していく傾向が有るので、長期でナンピン戦略を行うことはお勧めできません。
但し、一時的に大きく下落した場合や、強力な支持ラインが存在する場合には、撤退するラインを明確にしたうえで、ナンピン戦略を行う事は有りだと思います。
投入資金量を明確にしたうえで、手動で買い指値を入れて買い下がっていくのが通常のやり方になります。
では新興国通貨でナンピン戦略を行う場合に、お勧めのFX会社はどこになるでしょうか?
FX業者比較
南アフリカランドやトルコリラなどの新興国通貨は、メジャーなドル円などの通貨と比較し、取扱い会社が少なくなります。
その中で、手数料やスプレッド、スワップポイントなどを比較して有利な条件で取引できるFX会社を選ぶのが良いでしょう。
短期トレードではスプレッドと手数料、長期投資ではスワップポイントは抑えるべきです。
そしてどちらにしても取引の最小単位は重要です。
特にナンピン買い下がり戦略では、出来る限り細かく買い下がりたいので、最少取引通貨単位は最重要です。
出来る限り小さい通貨量で、細かく買い下がる方が最終利益は大きくなります。
また精神的にも負担が少なく、取引数も多くなるので一番重要なポイントとなります。
またトルコリラは取扱会社が非常に限られますので、どの取引会社で取引が可能なのか十分に確認しましょう。
ではそれぞれの通貨について確認しましょう。
南アフリカランド円(ZAR/JPY)
(2017年11月下旬調査結果です)
FX会社 | 手数料 | スプレッド(銭) | 買いスワップ(円)
1万通貨単位 |
取引最小単位 |
IG証券 | 無し | 4 | 11 | 1万通貨 |
ヒロセ通商 | 無し | 1 | 15 | 0.1万通貨 |
マネースクウェア・
ジャパン |
1万通貨あたり
200~300円 |
3 | 6 | 1万通貨 |
外為どっとコム | 無し | 1~1.4 | 9 | 0.1万通貨 |
DMMFX | 無し | 1.3 | 10 | 1万通貨 |
SBI証券 | 無し | 3.8 | 13(取引は10万通貨単位なので実際は130円) | 10万通貨 |
外為オンライン | 無し | 1.5 | 5 | 1万通貨 |
GMOクリック証券 | 無し | 1.4 | 9(取引は10万通貨単位なので実際は90円) | 10万通貨 |
トルコリラ円(TRY/JPY)
(2017年11月下旬調査結果です)
FX会社 | 手数料 | スプレッド(銭) | 買いスワップ(円)
1万通貨単位 |
取引最小単位 |
IG証券 | 無し | 5~8 | 85 | 1万通貨 |
ヒロセ通商 | 無し | 1.9 | 80 | 0.1万通貨 |
マネースクウェア・
ジャパン |
1万通貨あたり
200~300円 |
8 | 61 | 0.1万通貨 |
外為どっとコム | 無し | 2.9 | 85 | 0.1万通貨 |
SBI証券 | 無し | 6.8~12.8 | 83 | 1万通貨 |
GMOクリック証券 | 無し | 2.9 | 80 | 1万通貨 |
推奨FX会社はヒロセ通商
表より、手数料無料で、スプレッドも狭く、スワップも高く、取引最小単位も0.1万通貨単位の理想的なFX会社は「ヒロセ通商」で決定です。
南アフリカランド円、トルコリラ円の両方で、全てにおいて好成績となっています。
短期トレード派でも、長期投資派でも、どちらでもお勧めの内容となっております。
取引ツールも各種用意され使い易い内容となっています。
自動取引ツールならマネースクウェア・ジャパン
手動で行うナンピン手法なら文句なく「ヒロセ通商」になります。
但し、狭い間隔で注文を入れようとすれば、手動なので大変な手間が掛かるでしょう。
また狭い間隔での取引なら、大きく相場が動いた場合に、本当は取れていたはずのところが取れないと言う、機会損失も発生します。
その場合には、手数料が掛かり、スプレッドもやや広めですが、「マネースクウェア・ジャパン」のトラップリピートイフダン注文が良いでしょう。
一度設定すれば止めるまで永遠に取引を続けてくれます。
また最小取引単位も0.1万又は1万通貨と少ないので、特に狭い間隔でのナンピン戦略にお勧めです。
最後に
最近は新興国通貨も多くのFX会社で取り扱われるようになりました。
しかし、ナンピン戦略に適したFX会社を使わないと、戦略の幅が狭まり、思うような収益が上がらなくなります。
スワップポイントだけでなく、スプレッドや最少取引単位などにも十分気を付けて、FX会社を選んでください。
今回の記事を参考にして頂き、十分な資金管理の元でトレードを行ってください。