前回はカジノ必勝法?であるマーチンゲール法を用いて、相場で勝てるか検証を行ってみました。そのまま用いたのでは、なかなか勝つことは難しそうです。
マーチンゲール法には反対のバージョンである、逆マーチンゲール法であるパーレー法という手法もあります。
今回は、この逆マーチンゲール法(パーレー法)を用いて、その有用性を225先物で検証してみます。
逆マーチンゲール法(パーレー法)とは
逆マーチンゲール法(パーレー法)とはカジノ攻略法の一つです。
マーチンゲール法では負ければ掛け金を2倍にしていきますが、逆マーチンゲール法では逆に勝てば掛け金を2倍に増やしていきます。勝つたびに2倍にしていき、連勝できれば大儲け出来る手法です。
逆に負ける時は少ししか負けないので(常に1枚分の負け、又は大勝ちした後の負け)、かなりの損小利大手法になります。
例)1枚仕掛けて100円買つ場合
1回目 1枚 勝ち 100円 総額100円
2回目 2枚 勝ち 200円 総額300円
3回目 4枚 勝ち 400円 総額700円
4回目 8枚 勝ち 800円 総額1500円
5回目 16枚 負け 1600円 総額 -100円
この例では、4回目までで止めれば、1500円という大勝ちで止めることが出来ます。しかし調子に乗って5回目までやってしまうと、今までの勝ち分をすべて失います。
但し、負ける額は100円です。
負ける際にはどんな場合でも100円しか損しません。
究極の損小利大手法です。
但し、大勝ちした際に勝ち逃げしないと、永遠に損切りすることになり、最後には必ず負けてしまいます。
ですので、どこで勝ち逃げするかがポイントになります。
また、勝ち続けると枚数が増えていきますので、証拠金額以上には仕掛けられませんので、どの辺で止めるか最初に確認することが必要です。
逆マーチンゲール法(パーレー法)で225先物を検証
今回も225先物で検証を行ってみます。
売りか買いかはどうでもいいですが、とりあえず売りのみのパターンで検証を行います。
1990年から1枚づつ売り続けた場合の累積損益曲線は以下のグラフです。
右肩上がりになっていますが、最近は横ばいです。
次に、逆マーチンゲール法(パーレー法)での累積損益曲線です。
今回は、5回勝ったら勝ち逃げする設定で検証してみました。
5回目では仕掛ける枚数は、1枚・2枚・4枚・8枚・16枚となり、16枚目で勝てば勝ち逃げです。
結果は以下の通りです。
綺麗な右肩上がりにはなりません。
利益は出ているのですが、ドローダウンがきついです。
全然勝ち逃げできていないようですね。
何回目で勝ち逃げすれば、右肩上がりの累積損益曲線になるのか調べましたところ、1回目であることが分かりました。
えっ、1回目!
つまり1回勝ったらすぐに止める事です。この時の累積損益曲線は下記です。
つまり、売りを行って勝ったら止める。下がっている間はやらずに、上がってから売り始め、1回勝ったら止める。このやり方が最も良いようです。
これはもう逆マーチンゲール法ではありませんねえ。
ちなみに買いのみで同じように1回勝ったら止める場合の累積損益曲線は下記になります。
1994年頃以降は右肩上がりにはなっています。買いのみだと右肩下がりなので検討の余地はありますね。
ドローダウンが大きいようにも見えます。
逆マーチンゲール法(パーレー法)では、数回買ってからの勝ち逃げは不利である事がわかりました。
そんなにうまく逃げられないのが現実の様です。
ご参考にしてください。