こんちには のまっち です。北朝鮮問題で上がったり下がったりを繰り返していますが、あまり波に乗れずに儲かっていません。まだまだ修行が足りませんねえ(修行の問題かなあ・・・)。
さて前回、ドル円の傾向について思う所を書いてみました。円もそうですが通貨には、それぞれに特徴があると思います。大まかな傾向について書いてみます。
一般的に、下記のような通貨は上昇しやすいと言われています。
・経常収支黒字国(黒字なので外国で稼いだ金を自国通貨に両替するため)
・海外への貸し出し、海外資産が多い国
・低金利国(好景気には売られる傾向がありますが、長期的には安全通貨として買われます)
・健全な財務体質(日本は財政破綻するといわれていますが嘘ですから)
・デフレ国(デフレ時には通貨の価値が上がります)
日本は全部当てはまりますね・・・。他にはスイスなどが大体当てはまります。
逆に、長期的に下落するのは上記の逆、すなわち、
・経常収支赤字国
・国の借金が多い(もちろん外貨建ての借金です)
・高金利国(新興国ならなおさらです)
・インフレ率が高い国
・財政が悪い国
です。ちなみに新興国はもとより、多くの国がこれに当てはまります。
また治安が悪い国、政情不安の国などもあてはまります。
政治的な事件が発生すると通貨は売られる傾向にあります。
長期的に上昇している通貨と言えば、日本円とスイスフランが代表格です。
今回はスイスフラン(USD/CHF)を確認してみましょう。
下記グラフは1980年以降のスイスフランの長期チャートです。
37年の月足終値をつないでいますが、徐々に右肩下がりになっています。つまりスイスフランが徐々に上がっていることを示しています。
過去には1.0~1.8程度の間に収まっていましたが、リーマンショック以降は1.0を割り込み、おおよそ0.6~1.0の間でのレンジ相場に移行しています。
一段とスイスフラン高が進んだとの認識です。
当面はこの間で推移することを想定していますが、米国は経常収支赤字の借金大国なので、将来的には対ドルでは更に上昇していくと考えられます。
アメリカドルも日本円やスイスフランに対して長期的に下落していますが、多くの通貨に対して下落しているのは新興国通貨です。
今回は新興国通貨のトルコリラ(USD/TRY)を確認してみましょう。
見事な上がりっぷり(トルコ安)です。天井が見えません。
特に以前のトルコはインフレ率が高く、通貨の価値がどんどんと下がっていました。
現在は経済状況はかなり良くなっているとは言え、政情不安など色々と問題点はあります。
どうもナンピン戦略を行うのは怖い銘柄ですね。
次回、もう少しトルコリラをはじめとする新興国通貨について考えてみます。