数年前から巻き爪が悪化し、時には丸まった爪が皮膚に食い込み、触ったり・歩くと痛みが走るようになりました。

ひどい時には傷が出来て腫れてしまったり、膿んで激痛に悩むときもありました。

これはまずいと考え様々な方法を試した結果、何とか、

自宅で・簡単に・比較的低価格で

治す方法が見つかり、巻き爪による痛みはかなり解消しています。

今回は、筆者が巻き爪を解消できた方法をご紹介します。

 

 

 



巻き爪とは?

足や手の爪が内側に湾曲し、爪の端部が指の皮膚に食い込むことで、痛みが起こる症状です。

ほとんどが足の親指で起こります。もちろん筆者の場合も足の親指で発生しています。

筆者の場合は左足からひどくなり、治療の方法をあれこれ試している間に、いつの間にか右足もひどくなっていました。

ひどくなると歩く度に痛みが走り、まともに歩く事が出来なくなります。

これは本当につらいです。

 



巻き爪の原因とは?

巻き爪の原因は下記と言われています。

  • 足に合わない小さい靴(先の細い靴など)を履くことで、指に力が加わり爪が変形する
  • 爪を切る方法が悪い(深爪など)
  • 足の指に力が掛からない方法で歩く、寝たきりで歩かない、などの場合では指に力が掛からないので爪が平らにならず、爪が丸まってしまう
  • 足の指が筒状で丸い(遺伝的要因)

筆者の場合は、3と4が重なり合っているようです。足の指の先端が丸まっており、そのまま爪が伸びると、爪も指に沿って曲がってしまうからです。

ちなみに筆者の母が入院したときに足の親指を見たら、かなりの巻き爪になっていました(痛々しかったです)。

やはり遺伝もあるのでしょうね。

 



最初は病院に行ってみた!何科なの?

痛みが出たときには、どうしたらよいのかわかりませんでしたので、とにかく病院へ!と考えました。

しかし、巻き爪って何科でしょうか?

私も最初はわからずに調べてみますと「皮膚科」で診察してくれるとの事。(実際には外科や整形外科などでも診察は可能だそうですが、治療方法が異なるのでよく確認していくことが必要です。)

巻き爪治療をしてくれそうな「皮膚科」を探して行ってみました。

しかし最初の診察では爪が伸びていなかったので治療はできませんでした。

筆者の場合は深爪も問題だったかもしれません。

3か月後に爪が伸びてようやく治療してもらいました。

治療は爪の先の白い部分に2か所穴をあけ、形状記憶合金のワイヤーを通して丸まった爪を引っ張り上げるものです。

形状記憶合金のワイヤーで丸まった爪を両側から引っ張り上げる
(写真が無いので筆者の下手絵ですみません)

この治療では、形状記憶合金のワイヤーで爪を引っ張り上げるので、確実に爪は平らになっていきます。痛みはすぐに無くなりました。

ワイヤーは接着剤固定ですので、取る必要が無くお風呂にも入れます。

なかなか良いかもと思ったのですが、問題点が・・・。

ワイヤー治療の問題点

これで解決と思いきや、問題が出てきました。

爪がどんどん伸びていく!

当たり前ですが、爪が伸びます。

かなり伸びると爪を切らねばなりません。

3か月くらいでワイヤー部分の爪も切ってしまわなければならなくなります。

つまり、3か月くらいで必然的に治療は終了してしまいます。

値段が高い!

この時は片足だけでしたが、4000円強の値段がしました。

両足なら1万円弱もします。

ワイヤーが取れれば徐々に元の巻き爪に戻ってしまう

そうです、最大の問題はここです。

ワイヤーが外れれば、徐々に元の丸まった巻き爪に戻ってしまうのです。

そのままを保つためには3か月に1回ワイヤーを入れ直さねばなりません。

つまり3か月に一回医者に通わなければなりません。とても面倒です。

その上、医者に行く毎に治療費が掛かります。

片足でも年間1万6千円以上、両足なら年間3万円以上掛かります。

この方法はここで挫折しました。

 



自宅で簡単にできる巻き爪治療法はこれだ!

そこで自宅でも簡単に出来る治療方法を探しました。

巻き爪テープを買って貼ったりもしましたが、爪の方が硬くて矯正できず役に立ちませんでした。

ワイヤー法と同じような方法はないかと思っていたところ、良いクリップが見つかりました。その名も、

「ドクターショール 巻き爪用クリップ 」

です。

ドクターショール 巻き爪用クリップ(写真はSサイズ)

形状記憶合金製で、爪に装着すると丸まった巻き爪をしっかり両側から持ち上げてくれます。

サイズは3種類あり(サイズ後ろの寸法は、各サイズのクリップ幅)、Sサイズ(14.5mm)、Mサイズ(16.5mm)、Lサイズ(18.5mm)あります。

爪幅より広いクリップを使うと、爪に上手くはまりません。

従って少し小さめを購入すると良いと思います。

筆者は足が小さいのでSサイズを使っており、サイズはこれでちょうど良いです。

ちなみに筆者の足のサイズは24.5cmです。

ドクターショール 巻き爪用クリップの巻き爪改善効果

筆者の足は左右とも中度程度の巻き爪です。

比較の為に右には「ドクターショール 巻き爪用クリップ」を装着し、左は装着せずに過ごしてみました。

この時、左右の足の親指爪の状態が下の図です。

ドクターショール 巻き爪用クリップ、装着前の巻き爪
ドクターショール 巻き爪用クリップ装着後に巻き爪は改善した

上の図で見て頂きますと、かなり改善していることがわかります。

上の図は巻き爪で、触ると少し痛みが有りますが、装着後の下の図では、爪がかなり平らになり、痛みは完全に解消されています。

ドクターショール 巻き爪用クリップのメリット

自分で簡単に足の爪に装着できる

ドクターショール 巻き爪用クリップは金具のクリップ部分を爪に差し込むだけで簡単に装着できます。

病院に行く必要が有ったり、誰かに頼んで装着してもらう必要はありません。

半年から1年程度使用できる

病院でのワイヤー法では3か月程度でダメになりましたが、このクリップは大事に使用すれば半年から1年程度使う事が出来ます。

私は大事に使用し、いつも1年半程度使っています。

装着すればすぐに巻き爪が改善に向かう

形状記憶合金を使用し爪を引っ張り上げる方法なので、クリップをはめるとすぐに爪が平らに近くなり痛みが無くなります。

ドクターショール 巻き爪用クリップの装着方法

ドクターショール 巻き爪用クリップを巻き爪に装着した状態

クリップを片側ずつ爪にはめ込み、爪に装着する。

医療用テープを用意

医療用のテープを用意します。

わたしはいつもニチバンのホワイトテープ(幅12mm)を使用しています。

一巻き300円弱で9m入っています。

クリップをテープで固定

クリップが外れないように、テープて固定します。

これで完了です。いつも装着に1分も掛かりません。

 



ドクターショール 巻き爪用クリップのデメリットと注意点

ドクターショール 巻き爪用クリップはかなり簡単で使いやすいですが、使用時の注意点があります。

注意点

お風呂に入るときは必ず取る必要があります

水にぬれると劣化しやすく、塗装がはがれたり、錆びたりします。

なので毎日、お風呂に入る前に外し、ふろ上がりに装着する必要があります。

紛失しやすい!

とても小さいので紛失しやすいです(必ずテープで固定しましょう)。

ばねのようなものなので、曲げたまま手が離れるとどこかに飛んで行ったり、テープで固定しないと外れてどこかに行ってしまいます。

サイズが違うとうまくはまらない

購入するときは爪の幅をしっかり測って注文しましょう。

小さめを購入するのが良いです。

ひどい巻き爪には付けられないかもしれない

筆者の巻き爪は比較的軽い方なので、ドクターショール 巻き爪用クリップは問題なく装着できます。

しかし、もっとひどい巻き爪の場合、クリップが一定以上曲がらず、爪に装着できない可能性があります。

通販以外では手に入りにくい

今のところドラッグストアで売っているところはありませんでした。

購入するにはネット通販(amazonなど)を利用するしかありません。


【一般医療機器】ドクターショール 巻き爪用クリップ Mサイズ1個入

 

価格がそこそこする。

ドクターショール 巻き爪用クリップの価格は1個(足の片方だけです)4000円程度もします。

両足なら8000円程度します。

大事に1年間使用できれば、8000円程度で済みますが、壊れたり・紛失したり・ばねの利きが悪くなれば早めの交換が必要になるかもしれません。

その場合は結構な出費になります。

確かに病院に行くより安いですが、やはりもっと安いに越したことはありません。

 

ドクターショール 巻き爪用クリップは、使いやすく簡単で、巻き爪改善効果も高いのでかなり気に入っているのですが、やはり一番のネックは価格です。

もう少し安いものはないか探しています。

もしもっと安くて良いものが有れば、再びレビューしてみます。

 

この記事がお役に立ちましたら幸いです。