すずらんは小さな鈴がぶら下がっている様な、蘭に似た花を咲かせることから「鈴蘭」と呼ばれています。

ヨーロッパでは鈴なりに花が咲く植物は幸せを運ぶと呼ばれており、すずらんもおめでたい日や場所でよく贈り物にされています。

そんな幸せを運ぶすずらんの花言葉を、意味や由来とともにご紹介します。

またすずらんには別に怖いイメージもあるようなのですが、なぜなのか調べました。

そして花言葉には国ごとに違いがあります。

英語やフランス語でのすずらんの花言葉についてもご紹介します。

すずらんの花言葉は怖いのか意味や由来を紹介!英語やフランス語では何と言うの?

 

 



すずらんの花言葉と意味や由来を紹介!

日本でのすずらんの花言葉をご紹介します。

  • 再び幸せが訪れる
  • 謙虚
  • くもりのない純粋さ

すずらんの花言葉にはポジティブなイメージが多いです。

すずらんの花言葉は怖いのか意味や由来を紹介!英語やフランス語では何と言うの?

 

すずらんは5月1日にプレゼントすると、幸せが訪れるとされています。

この由来としては、1561年に当時のフランス王が、幸福をもたらす花として贈られたすずらんを大変気に入り、それからは毎年宮廷の婦人たちにすずらんを贈る習慣ができたそうです。

それが20世紀になって一般の人々にも広がり、すずらんは幸福をもたらす花として認知されました。

すずらんの有名な花言葉である「再び幸せが訪れる」も、この由来から生まれたのでしょう。

(引用元:花言葉・花事典 池田出版)

 



すずらんの花言葉に怖い言葉はある?

すずらんの花言葉を調べましたが、怖い要素は全くありませんでした。

では一部の地域ですずらんが怖いと言われるのは何故でしょうか?

 

すずらんが怖いと思われる理由の一つは、すずらんの花や根には毒があるからです。

アイヌの人々は昔狩りをする際に、すずらんの毒を矢の先に塗っていたと言われています。

(引用元:美しい花言葉・花図鑑 二宮孝嗣著 ナツメ社)

 

またイギリスの南東部にあるサセックス地方ではその昔、人々を恐怖に陥れた竜を退治した聖人が流した血がすずらんの花になったと言われています。

そのためイギリスの一部の地域では、すずらんを花壇に植えるのは縁起が悪いとされ、時ならぬ死を招くとも言われています。

(引用元:花を愉しむ事典 J.ディアソン著 八坂書店)

 

このように、国や地域によってすずらんの花のイメージが異なっています。

同じ花でもイメージは世界共通ではない所が面白いです。

 



すずらんの花言葉は英語やフランス語では何と言うの?

国によって異なる花言葉ですが、英語やフランス語では何と言うのかご紹介します。

すずらんの花言葉は怖いのか意味や由来を紹介!英語やフランス語では何と言うの?

 

すずらんの英語での花言葉

すずらんは英語では 「lily of the valley」 と呼びます。谷間に咲いてることが多いからでしょう。

すずらんの英語での花言葉を調べました。

  • return of happiness:再び幸せが訪れる
  • motherhood:母性
  • chastity:純潔、貞節
  • purity:純潔、無垢
  • sweetness:愛らしい、美しい

 

「再び幸せが訪れる」は日本と共通ですね。

英語でも幸せや純潔といったポジティブなイメージが強いです。

 

すずらんのフランス語での花言葉

すずらんはフランス語では、「muguet(ミュゲ)」と呼びます。

すずらんのフランス語での花言葉をご紹介します。

  • bonheur retrouvé:幸せな再会
  • joie:喜び
  • de la joie d’aimer:愛する喜び
  • Retrouvons-nous !:また会いましょう!
  • coquetterie:色っぽさ

 

「幸せな再会」は日本や英語と同じですね、この花言葉は世界共通です。

他の言葉も、愛や喜びなどポジティブなイメージですね。

 



すずらんの基本データ

すずらんは幸福をもたらす花として贈り物には最適です。

【科・属名】ユリ科スズラン属

【学名】Convallaria majalis(コンバラリア・マヤリス)

【英名】Lily of the valley

【和名】鈴蘭(スズラン)

【原産地】ヨーロッパ

【出回り期】2~7月

【花持ち】3~5日程度

 

日本の北海道にキミカゲソウと呼ばれる、日本固有のスズランもありますが、こちらは花が小さく香りも少ないので市場にはあまり出回りません。

一般に出回っているのは、ヨーロッパ原産のドイツスズランで、花が大きくとても良い香りがします。

(引用元:花言葉・花事典 池田出版)

 



すずらんの誕生花は何月何日?

5月1日の誕生花がすずらんです。

フランスでは5月1日に愛する人の幸福を願って、すずらんの花束を贈る風習があります。

すずらんを女性に贈ると、その女性は幸せになるとも言われています。

すずらんは純白の花なので結婚式にも適していますね。

 

 

今回は、すずらんの花言葉の意味や由来についてご紹介しました。

またすずらんの花言葉には怖いイメージはありませんでしたが、一部の国や地域では怖い話がありました。

英語やフランス語の花言葉も、日本の花言葉の「再び幸せが訪れる」に近い言葉でしたね。

すずらんは人に贈ると贈られた人は幸せになれる花ですので、お祝い事や好きな人に贈るのに最適です。

大切な人に贈ってみては如何でしょうか。

 

この記事がお役に立ちましたら幸いです。