<ご注意>この記事はネタバレを含みます。

 

映画「カイジ人生逆転ゲーム」は2009年に放映された、福本伸行原作の大人気コミック「賭博黙示録カイジ」の実写映画です。

原作の面白さを、わずか2時間の映画にまとめ、カイジの世界観を見事に表現しています。

映画の結末では、カイジ(役:藤原竜也)がEカードで勝ち取った5億円を、遠藤凛子(役:天海祐希)と分けますが、その顛末を解説します。

また、そもそもカイジがゲームに参加することになった、最初の借金はどうなったのかもご説明します。

 

Eカードでの対決については次の記事で解説しています。

 

 

 



カイジ人生逆転ゲームの結末で大金はどうなった?

映画の結末ではカイジは大金を手に入れます。この大金はどうなったのでしょうか?

 

大金はEカードでの勝利による賞金

映画の後半は、カイジ(役:藤原竜也)と利根川(役:香川照之)のEカードによる一騎打ちです。

この戦いでカイジは利根川のイカサマを見破り勝利を収め、遠藤凛子(役:天海祐希)から借りた5000万円を5億円にします。

 

カイジは利根川とのEカード勝負で勝利を収めて大金を獲得します。

 

そして船の上でカイジと遠藤凛子は会食しながら5億円を分けます。

 

ところがカイジは眠らされた挙げ句、5億のほとんどを遠藤凛子に持っていかれます。

しかし、遠藤凛子はどのような理由で大金のほとんどを持っていったのでしょうか?

 

遠藤凛子が大金のほとんどを持っていった理由

カイジが利根川とのEカード対決で、最後に賭けた5000万円は遠藤凛子から借りたお金です。

借りたお金ということは、金利がつくということです。

 

その金利は、なんと10分間で3割複利だったのです!

(引用元:映画「カイジ 人生逆転ゲーム」© 福本伸行・講談社/2009 「カイジ」製作委員会)

 

10分間で3割複利で雪だるま式に借金は増えていき、カイジが借りていた68分間で、5000万円の借金の金利が2億4770万4090円になりました。

 

他にもカイジが遠藤凛子から借りていたお金は次のとおりです。

  • Eカード勝負の2回目に、兵藤から借りた39万円
  • 映画の冒頭でカイジが壊した車の修理代の147万円

 

これらを足し算すると2億4956万4090円になり、カイジの分け前の2.5億円から引くと、カイジの取り分は43万5910円となりました

 

遠藤凛子がカイジに宛てた手紙の中に、金利などの詳細が書かれています。

(引用元:映画「カイジ 人生逆転ゲーム」© 福本伸行・講談社/2009 「カイジ」製作委員会)

 

10分間で30%の金利はありえないでしょう!

恐らく、獲得した5億円のほとんどを、遠藤凛子が奪うためにあと付けで金利を設定したのではないでしょうか。

そうしないと、こんな綺麗に5億円のほとんどを遠藤凛子が取ることにはならないと思います。

カイジは遠藤凛子にしてやられた感じですね。

 

カイジの借金は最後には無くなったの?

映画の最後でカイジの借金は無くなりました。

物語の発端になった、カイジの友達の連帯保証人になった借金(元は30万円が202万円の借金になっていた)は、エスポワールでのゲーム・地下帝国の労働・ブレイブメンロードのクリアで無くなりました。

最後のEカードでのゲームは、ブレイブメンロードでの賞金約75万円を増やすために挑戦したものです。

結局、Eカードでの賞金5億円はほとんど遠藤凛子が持っていってしまいましたが・・・。

 

映画の最後では、ブレイブメンロードで亡くなった、相棒のおじさんのパチンコ店で働く娘さんに、Eカードでの賞金の約43万円を全て渡してしまいました。

 

 

今回は、映画「カイジ人生逆転ゲーム」の結末で、Eカードでカイジが獲得した大金について、暴利な金利でほとんどのお金を遠藤凛子に取られてしまったことを説明いたしました。

また、映画の最後ではカイジの借金は綺麗に無くなったこともご紹介しました。

最後にカイジが亡くなったおじさんとの約束を守って、娘さんになけなしのお金を渡したシーンには切なくなりました。

カイジの映画は続編が続きますので、まだまだ楽しむことができますね。

 

Eカードでの対決については次の記事で解説しています。

 

 

続編の「カイジ2 人生奪還ゲーム」はU-NEXTで見ることができます(2020年1月13日現在)。

U-NEXTは1ヶ月無料体験が可能です。

 

この記事がお役に立ちましたら幸いです。