今年は、5月1日に新しい天皇陛下が御即位され、元号が「令和」に決まりました。

そして10月22日には、新しい天皇陛下が御即位を公に宣明される「即位礼正殿の儀(そくいれいせいでんのぎ)」が行われます。

「即位礼正殿の儀」では、国外から多くの要人を招待します。

いったいどの国が招待されるのでしょうか?即位礼正殿の儀の招待国リストを調べて一覧にしてご紹介します。

また国交の無い台湾や、近年さまざまな外交的対立が懸念される韓国は招待されているのでしょうか?

気になりますので調査しご紹介いたします。

 

天叢雲剣に関する記事はこちら。

 

延期になった祝賀パレードについての記事はこちらです。

 

 

 



即位礼正殿の儀の招待国はどこ?

即位礼正殿の儀では、世界各国の要人を招き盛大に行われます。

 

共同通信の8月24日の報道では、即位礼正殿の儀に招待する国について、日本政府は日本が承認している国195カ国のうち、194カ国へ招待状を送ったと説明しています。

よって日本政府が即位礼正殿の儀に招待した国は、日本が承認している国(1カ国を除く)になります。

また日本が承認している国で、招待されなかった1カ国はシリアです。アサド政権の非人道性が指摘されるのでシリアを招待しませんでした。

(引用元:産経新聞 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191022-00000517-san-soci)

 政府は、天皇陛下が国内外に即位を宣言される10月22日の「即位礼正殿の儀」に向け、外国賓客の受け入れ準備を加速させている。

(中略)


日本政府が承認している国は、旧ソ連からの独立などに伴い、平成時(1990年11月12日)の165カ国から195カ国へ増加。

外務省は、194カ国と国連、欧州連合(EU)に招待状を送り、半数以上から出席の返事を得た。具体名は明かしていない。

(引用元:共同通信 https://this.kiji.is/537912853088568417)

 

日本国が承認している国の一覧を記事の最後に掲載いたします。

→日本の承認国・五十音一覧に飛ぶ

 

共同通信の報道では、日本が承認している国のうち1カ国には招待状を送っていないことになります。

招待状を送っていない国がどこなのか気になりますが、残念ながら外務省は招待状の送り先などを明らかにしていないので、その1カ国がどこかは現時点(9月25日現在)ではわかりませんでした。

 



即位礼正殿の儀に台湾は招待されているの?

外務省の公式サイトより、日本が国として認めていない地域は次の通りです。

  • 北朝鮮
  • 台湾
  • パレスチナ
  • 香港
  • マカオ
  • 北極
  • 南極

(引用元:外務省公式サイト https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/index.html)

 

即位礼正殿の儀で招待している国は、日本が承認している国のみなので、台湾は招待されていないとのことでしたが、台湾の駐日代表が招待されているようです。

台湾の自由時報によれば、駐日代表(大使相当)が招待されて参列されているとのことです。

また日本は北朝鮮を国として承認していないので、即位礼正殿の儀には北朝鮮は招待されていません。

 

即位礼正殿の儀に韓国は招待されているの?

韓国は日本が国として承認していますので、即位礼正殿の儀への招待対象国です。

しかし、日本が承認している国のうち1カ国だけ招待状を送っていない国があるので、それが韓国なのか気になるところです。

 

10月15日の聯合ニュースより、韓国の李洛淵(イ・ナクヨン)首相が即位礼正殿の儀に出席するため訪日すると伝えています。

李洛淵(イ・ナクヨン)首相は22~24日の日程で訪日するとのことです。

韓国は既に即位礼正殿の儀に招待されていて、参列者は決定しています。

韓国の李洛淵(イ・ナクヨン)首相は天皇が即位を国内外に宣言する「即位礼正殿の儀」に出席するために訪日する際、大統領専用機の空軍1号機を利用する。

複数の国務総理室関係者が15日、伝えた。

22~24日の日程で訪日する李首相は当初、空軍2号機を利用する予定だったが、変更されたという。

(中略)

特に李首相と安倍晋三首相の会談が実現すれば、昨年10月に韓国大法院が初めて強制徴用被害者への賠償を日本企業に命じて以降、約1年ぶりの首脳級会談となる。


文大統領は大統領と首相が役割を分担する「ツートップ外交」の重要性を強調しており、李首相は昨年7月から海外歴訪の際には空軍1号機を利用している。

(引用元:聯合ニュース https://m-jp.yna.co.kr/view/AJP20191015003400882?section=politics/index)

 

ちなみに他の国の参列者ですが、FNNの9月21日のニュースによるとアメリカと中国については即位礼正殿の儀への参列者は既に決まっています。

  • アメリカの参列者:チャオ運輸長官(ペンス副大統領から10/5に変更)
  • 中国の参列者:王岐山国家副主席

韓国は招待されており、李洛淵首相で決定しています。

海外からは、平成時の約160を上回る190以上の国や国際機関から、国王などの元首や首脳クラスが参列する。

米国からはペンス副大統領、中国からは王岐山国家副主席が参列する。

ちなみに、韓国の参加者はまだ明らかにされていない。

(引用元:FNN PRIME https://www.fnn.jp/posts/00048257HDK/201909211010_MomokoAbe_HDK)

 

各国の参列者は次の表のとおりです(10月7日現在)。

アメリカチャオ運輸長官
(10月5日に変更の報道)
中国王岐山副主席
トルコエルドアン大統領
トーゴニャシンベ大統領
ミャンマーアウン・サン・スー・チー
国家顧問兼外相
イギリスチャールズ皇太子
オランダウィレム・アレクサンダー国王
ベルギーフィリップ国王
韓国李洛淵首相

(引用元:文春オンライン https://bunshun.jp/articles/-/14502)

(引用元:産経新聞 https://www.sankei.com/world/news/191005/wor1910050009-n1.html)

 

 

天叢雲剣に関する記事はこちら。

 

延期になった祝賀パレードについての記事はこちらです。



即位礼正殿の儀の招待国リスト一覧!

外務省公式サイトより、日本が国として承認している195カ国をリストアップします。

(引用元:外務省公式サイト https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/index.html)

 

日本が承認している国に即位礼正殿の儀の招待状を送付しているので、日本が国として承認しているリスト = 即位礼正殿の儀の招待国リストになります。

但し現在の情報では、この中の1カ国だけには招待状を送付していないようです(外務省が公表していないため、招待状を送っていない国は不明です)。

招待国は五十音順に並んでいます。次のリンクから、招待国一覧に飛びます。

→あ行の国一覧を見る

→か行の国一覧を見る

→さ行の国一覧を見る

→た行の国一覧を見る

→な行の国一覧を見る

→は行の国一覧を見る

→ま行の国一覧を見る

→や行の国一覧を見る

→ら行の国一覧を見る

 

あ行

アイスランド共和国
アイルランド
アゼルバイジャン共和国
アフガニスタン・イスラム共和国
アメリカ合衆国
アラブ首長国連邦
アルジェリア民主人民共和国
アルゼンチン共和国
アルバニア共和国
アルメニア共和国
アンゴラ共和国
アンティグア・バーブーダ
アンドラ公国
イエメン共和国
イスラエル国
イタリア共和国
イラク共和国
イラン・イスラム共和国
インド
インドネシア共和国
ウガンダ共和国
ウクライナ
ウズベキスタン共和国
ウルグアイ東方共和国
英国(グレートブリテン及び北アイルランド連合王国)
エクアドル共和国
エジプト・アラブ共和国
エストニア共和国
エスワティニ王国
エチオピア連邦民主共和国
エリトリア国
エルサルバドル共和国
オーストラリア連邦
オーストリア共和国
オマーン国
オランダ王国

 

→五十音一覧に戻る

か行

ガーナ共和国
カーボベルデ共和国
ガイアナ共和国
カザフスタン共和国
カタール国
カナダ
ガボン共和国
カメルーン共和国
ガンビア共和国
カンボジア王国
北マケドニア共和国
ギニア共和国
ギニアビサウ共和国
キプロス共和国
キューバ共和国
ギリシャ共和国
キリバス共和国
キルギス共和国
グアテマラ共和国
クウェート国
クック諸島
グレナダ
クロアチア共和国
ケニア共和国
コートジボワール共和国
コスタリカ共和国
コソボ共和国
コモロ連合
コロンビア共和国
コンゴ共和国
コンゴ民主共和国

 

→五十音一覧に戻る



さ行

サウジアラビア王国
サモア独立国
サントメ・プリンシペ民主共和国
ザンビア共和国
サンマリノ共和国
シエラレオネ共和国
ジブチ共和国
ジャマイカ
ジョージア
シリア・アラブ共和国
シンガポール共和国
ジンバブエ共和国
スイス連邦
スウェーデン王国
スーダン共和国
スペイン
スリナム共和国
スリランカ民主社会主義共和国
スロバキア共和国
スロベニア共和国
セーシェル共和国
赤道ギニア共和国
セネガル共和国
セルビア共和国
セントクリストファー・ネービス
セントビンセント及びグレナディーン諸島
セントルシア
ソマリア連邦共和国
ソロモン諸島

 

→五十音一覧に戻る

た行

タイ王国
大韓民国
タジキスタン共和国
タンザニア連合共和国
チェコ共和国
チャド共和国
中央アフリカ共和国
中華人民共和国
チュニジア共和国
チリ共和国
ツバル
デンマーク王国
ドイツ連邦共和国
トーゴ共和国
ドミニカ国
ドミニカ共和国
トリニダード・トバゴ共和国
トルクメニスタン
トルコ共和国
トンガ王国

 

→五十音一覧に戻る

な行

ナイジェリア連邦共和国
ナウル共和国
ナミビア共和国
ニウエ
ニカラグア共和国
ニジェール共和国
ニュージーランド
ネパール連邦民主共和国
ノルウェー王国

 

→五十音一覧に戻る



は行

バーレーン王国
ハイチ共和国
パキスタン・イスラム共和国
バチカン市国
パナマ共和国
バヌアツ共和国
バハマ国
パプアニューギニア独立国
パラオ共和国
パラグアイ共和国
バルバドス
ハンガリー
バングラデシュ人民共和国
東ティモール民主共和国
フィジー共和国
フィリピン共和国
フィンランド共和国
ブータン王国
ブラジル連邦共和国
フランス共和国
ブルガリア共和国
ブルキナファソ
ブルネイ・ダルサラーム国
ブルンジ共和国
ベトナム社会主義共和国
ベナン共和国
ベネズエラ・ボリバル共和国
ベラルーシ共和国
ベリーズ
ペルー共和国
ベルギー王国
ポーランド共和国
ボスニア・ヘルツェゴビナ
ボツワナ共和国
ボリビア多民族国
ポルトガル共和国
ホンジュラス共和国

 

→五十音一覧に戻る

ま行

マーシャル諸島共和国
マダガスカル共和国
マラウイ共和国
マリ共和国
マルタ共和国
マレーシア
ミクロネシア連邦
南アフリカ共和国
南スーダン共和国
ミャンマー連邦共和国
メキシコ合衆国
モーリシャス共和国
モーリタニア・イスラム共和国
モザンビーク共和国
モナコ公国
モルディブ共和国
モルドバ共和国
モロッコ王国
モンゴル国
モンテネグロ

 

→五十音一覧に戻る

や行

ヨルダン

 

→五十音一覧に戻る

ら行

ラオス人民民主共和国
ラトビア共和国
リトアニア共和国
リビア
リヒテンシュタイン公国
リベリア共和国
ルーマニア
ルクセンブルク大公国
ルワンダ共和国
レソト王国
レバノン共和国
ロシア連邦

 

→五十音一覧に戻る

 

今回は、10月22日に行われる即位礼正殿の儀の招待国はどこなのかについて調べ、招待国のリスト一覧を作成しました。

また、台湾と韓国は即位礼正殿の儀に招待されているかについて調べました。

その結果は、次のとおりです。

  • 日本は台湾を国として承認していないので、招待状は送付していない
  • 韓国には招待状は送付しているが、9月25日現在では韓国からの参列者は決まっていない

即位礼正殿の儀では、世界190カ国以上の国と地域から要人が参列する華やかな式典になるでしょう、今から楽しみですね。

 

この記事がお役に立ちましたら幸いです。