日本の体操選手である白井健三さん。

1996年8月24日生まれの22歳(2019年5月時点)。神奈川県横浜市出身。

2015年より日本体育大学に進学。

これまでに6個の技を主要国際大会で成功させ、自身の名前「シライ」がそれぞれの技につけられています。

数々のひねり技が美しく、「ひねり王子」(海外では”Master Twist”)とまで言われる白井選手についてご紹介します。



体操の白井選手の技を紹介

白井選手の名前「シライ」が付けられた技は以下の6個です。

ゆかの技

1.シライ/グエン(シライ/ニュエン)

  後方宙返り4回ひねり。

  2013年の世界体操選手権のゆかで初めて成功した技で、難度はF。

  (当初は「シライ」でしたが、ベトナムのトゥアン・ダット・グエン選手も同大会で
   同じ技を成功させていたので後に変更)

2.シライ2

  前方宙返り3回ひねり。

  2013年の世界体操選手権のゆかで初めて成功した技で、難度はF。

3.シライ3

  後方伸身2回宙返り3回ひねり。

  2015年の豊田国際体操競技大会で初めて成功した技で、難度はH。

  難度は男子の場合A~Hまであり、Hは最高難度です(凄い!)。

  ちなみに1970年に世界で初めて「3回ひねり」を披露したのは、
  オリンピック3大会で9個のメダルを獲得した監物(けんもつ)選手です。

  それ以降は3回ひねりが上限で、人類の限界だと言われてきましたが、
  白井選手の4回ひねりがこれを覆した形です。

跳馬の技

4.シライ/キム・ヒフン

  伸身ユルチェンコとび3回ひねり。

  2013年の世界体操選手権の跳馬で初めて成功。

  (韓国の金煕勲選手も成功させたので、二人の名前となりました)

5.シライ2

  伸身ユルチェンコとび3回半ひねり。

  2016年のリオデジャネイロ五輪種目別(跳馬)の決勝で初めて成功

6.シライ3

  シェルボ2回ひねり。

  2017年の種目別ワールドカップ、メルボルン大会で初めて成功。

  ちなみにシライ2は跳馬の価値点では最高難度の6.0点(2017年版)です。

  さてこの様に、多くの技に自分の名前がついた白井選手ですが、
  本人はいたって冷静で、 「うれしいはうれしいけど、技に名前がつくのは
  あまり関心がない」と仰っています。

白井選手の父親は?

白井健三選手のお父さんは、白井勝晃(まさあき)さん。

2019年現在で59歳です。

日本体育大学の体操部出身で、自身も元体操選手です。

ちなみに白井選手のお母さん(徳美:のりみ)も元体操選手という、体操一家ですね。

お父さんは日本体育大学を卒業後、鶴見女子高校の体操の指導者として何度も全国大会に導くほど貢献されています。

そして、1999年に「鶴見ジュニア体操クラブ」を立ち上げます

白井選手はどこの体操教室で学んだのか?

お父さんの勝晃さんが立ち上げた「鶴見ジュニア体操クラブ」で3歳の頃から体操を始めました。

現在は、「(株)鶴見総合体育研究所」となっており、多くの体操選手を輩出しています。

場所は下記になります。

【鶴見ジュニア体操クラブ下末吉1号館】

 〒230-0012

 神奈川県横浜市鶴見区下末吉3-12-45

オリンピック金メダリストである白井選手を生んだクラブで、 幼時から体操教室が開かれていますので、未来のオリンピック選手を目指す子供たちは是非挑戦してみてください。

頑張れニッポン!

 

さて、白井選手はリオデジャネイロオリンピックでは、体操の団体金メダルのメンバーとして大活躍されました。

来年はいよいよ東京オリンピックです。

オリンピックへの出場、そしてオリンピックで活躍されるのを願っています。

オリンピックでは是非応援しましょう!