1月より放送されている、NHK大河ドラマの「いだてん」。


日本マラソン界の父、金栗四三(かなくり しそう)や東京オリンピック招致を実現させた田畑政治(たばた まさじ)を中心に物語がすすんでいきます。

そんな大河ドラマで舞台として使われた邸宅や名所は、 明治、大正、昭和の過去の雰囲気を存分に味わえる場所を厳選して使われています。

そのようなロケ地を訪れてみたいと思うのは、視聴者の多くが感じるところです。

今回は「いだてん」のロケ地の一つをご紹介します。

 



「いだてん」ロケ地は桑名の六華苑!

六華苑(ろっかえん)とは

洋館と和式建築が合体した不思議な外観を持つ「六華苑」。

実は国の重要文化財なのです(平成9年に指定)。


建築されたのが大正2年(西暦1913年)。

設計はイギリス人建築家ジョサイア・コンドル。

ジョサイア・コンドルと言えば、あの鹿鳴館を設計したことでも有名な人です。


他にも東京のニコライ堂の設計に携わったりしています。


このことからも、六華苑が非常に価値の高い建造物であることがわかります。

六華苑は元々桑名の実業家である諸戸清六(もろと せいろく)の邸宅として建築されたもので、 ヴィクトリア朝住宅の様式を基調とした、4階建ての塔屋を持つ洋館と、 その洋館につながる和館や複数の蔵などの建造物で構成されています。


また庭は池泉回遊式の日本庭園となっています。


この庭園も平成13年に名勝に指定されています(一部を除く)。


敷地の広さは1800平方メートルにも及ぶ大きさで、100年以上の歴史をじっくりと感じさせてくれます。

六華苑は非常に歴史価値の高い建造物です。

内部も大正ロマンにあふれており、見るものを魅了してくれます。

ゆっくりと見て回ると非常に楽しいと思います。

いだてんでの登場回は?

六華苑のいだてんでの登場回は、第1回、、第3回、、第7回、、第14回です。

三島弥太郎(みしま やたろう)の邸宅として登場しています。

ドラマでの明治時代の重厚な雰囲気を出すのに、歴史のある六華苑は最適でしたね。


NHKスタッフの選択眼には脱帽します。

 

六華苑に行ってみよう!

六華苑の所在地は?

三重県桑名市大字桑名663-5

揖斐川のほとりで、桑名駅から東に1.5km程度の場所にあります。
有名な観光地では近くに長嶋スパーランドやなばなの里があります。

子供連れですと、遊園地に行くついでに回ると良いですね。

六華苑へのアクセスは?

最寄り駅はJR関西本線、桑名駅、
又は近鉄名古屋線、桑名駅です。

徒歩では少し遠いので、バスに乗るのが良いでしょう。
三重交通バスか市のコミュニティバスが通っています。

三重交通バスは
桑名駅東口バスターミナル③番のりば
長島温泉行き、市内A循環、市内B循環バスに乗車
「田町」バス停下車、徒歩10分です。
ほとんどの時間で、1時間に2・3本程度発車しています。
運賃は大人180円、子供90円です。
(価格や時刻表は変更されている可能性もあります。実際の運賃は各交通機関のHPでご確認ください)

車の場合、園の駐車場があります。

2つの駐車場で70台程度は停められるようです。

駐車場は無料のようです。

内部は見学できる?

六華苑は内部も見学できます。

六華苑の入場料
一般:¥460
中学生:¥150
20名以上の団体は少し安くなります。

内部の撮影は大丈夫なの?

撮影は特に問題無いようです。


但し、他のお客さんの迷惑にならないように、マナーを守って撮影しましょう。

貴重な歴史建造物なので、十分に注意して見学しましょう。

わからないことは問い合わせてみましょう

電話:(0594)24-4466
FAX:(0594)24-4627
e-mail:rokkam(アットマークを入れてください)intsurf.ne.jp 

是非一度訪れて、大正時代の雰囲気を味わってください。


大河ドラマもより一層楽しめると思います。

この記事がお役に立てればとてもうれしいです。