2021年(令和3年)はなんとか東京オリンピックは終了しましたが、コロナがまだ続いていて落ち着きませんね。

2022年(令和4年)は冬の北京オリンピックが控えており、何とか明るい新年になって欲しいものです。

そんな2022年(令和4年)の干支は寅年!

最初から数えて3番めの干支ですが、寅のいわれや意味って何なんでしょう?

また寅の年はどんな年になるのでしょうか?

そんな気になる色々について、どうなるのか調べてみましたのでご紹介します。

   

  

 

  



2022年(令和4年)の干支の寅年のいわれや意味は?

十二支ではトラは「寅」の文字を使用して表します。

しかし「寅」の文字は、本来は動物の虎の意味はありません。

ではどんな意味を持つ漢字だったのでしょうか?

 

「寅」の文字の本来の意味は?

元々の「寅」の文字の意味は「つつしむ、家の中でからだをまっすぐにのばして、いずまいを正すこと」だそうです。

何だかわかりにくいですが、「寅」の文字は意味を表す部分と音を表す部分などを組み合わせて作られた「会意兼象形文字」で動物の虎とは全く関係なかったのです

(引用元:加藤迪男著 十二支の話題事典 東京堂出版)

 

そもそも干支を表す文字は、最初に出来たときには年月日など暦や時間を表す一種の順序記号でした。

しかし後に庶民が利用する上で覚えやすくするために、身近な動物を干支の漢字に当てはめたのです。

確かに「寅」は「家の中でからだをまっすぐにのばして、いずまいを正すこと」なんて言われても普通の人は覚えられませんものね。

「あの猛獣のトラのことと覚えてください」と言われたほうが分かりやすいですね。

 

なぜ「寅」は「虎」になったのか?いわれをご紹介!

ではなぜ「寅」の文字に動物の「虎」を当てたのかと言うと、「寅」の文字に「慎み」や「油断しない」と言う意味があるからです。

「この文字は油断しちゃいけないって意味があったなあ、そうだ!だったら猛獣の虎にしよう!」

ってな感じで昔の人はテキトー?に動物を決めたのでしょう。

 

ではなぜ寅にトラを当てはめたのだろう。はっきりしたことはわからないが、寅(イン)の文字にはツツシミ、イマシメ、ユダンシナイという意味があったから。

人間が警戒し恐れている猛獣のトラを当てはめたのだろうと言われる。

だから寅の字にはトラという意味はもともと無く、ただ寅の字にトラを当てはめただけである。

(引用元:山中襄太著 語源十二支物語 大修館書店)

 

 

  



2022年(令和4年)の寅年はどんな年になる?

寅年はどんな年になるのでしょうか?

寅年の運勢には、

果敢に決断してよく艱難に耐え、大成功を得ることも有る。

頑固すぎて争いを起こし幸運を逃すことも有る。

など成功につながる事もあるが、こだわり過ぎれば失敗する戒めもあります。

(引用元:加藤迪男著 十二支の話題事典 東京堂出版)

  

寅年には意固地にならず、困難に果敢に立ち向かうことが重要そうですね。

 

それでは寅年には経済や世の中はどうなるのでしょうか?

寅年について、次の順序でご紹介します。

  • 寅年に経済はどうなる?
  • 寅年に世の中はどうなる?

 

寅年に経済はどうなる?

カブコム証券のサイトに干支にまつわる相場の格言が載っていました。

寅年は「千里を走る」そうです。

「虎は千里を走る」の故事成語に因んで、相場が大きく躍動する年になるそうです。

 

子(ねずみ)繁盛、丑(うし)つまずき、寅(とら)千里を走り、卯(う)跳ねる。辰巳(たつみ)天井、午(うま)尻下がり、未(ひつじ)辛抱、申酉(さるとり)騒ぐ。戌(いぬ)笑い、亥(い)固まる。

(引用元:auカブコム証券)

 

2021年はコロナによる世界的な金融緩和で株式が大きく上昇しましたが、2022年は更に上を目指すのでしょうか?

 

では実際のデータを見てみましょう。

NIKKEI STYLEによると、寅年の日経平均の勝率は1勝5敗でたったの17%です!

そして、上昇率は最下位の午年(うしどし)に次ぐブービー賞の2%程度・・・。

株価の勝率も上昇率も最悪でした。

全然千里を走りませんね。

 

まあ2022年だけは爆上げと言う可能性もありますが、2021年に相当上がったので調整するかもしれませんね。

(引用元:NIKKEI STYLE https://style.nikkei.com/article/DGXMZO39131000Z11C18A2000001/)

 



寅年に世の中はどうなる?

2022年の寅年はどんな年になるのでしょうか?

「十二支の話題事典」より、寅年の運勢を見てみますと、

    

大成功を得ることも有る

世間の信頼を得る

 

など良いこともある反面、

 

幸運を逃すことも多い

投機的なことで思わぬ失敗をする

 

など残念なことも有り得ます。

 

以上より、寅年には政府の政策が成功し世の中が良くなる可能性が高いが、一方で経済には要注意といったところではないでしょうか。

 

しかし経済がだめでも(いやまだダメと決まってないけど・・・)世の中は良くなってほしいですね。

特にコロナが終息してくれたら嬉しいですよね。

 

さて過去を振り返ってみると、寅年には色々と盛り上がった出来事がありました。

「十二支の話題辞典」より、過去の寅年の盛り上がったトピックをご紹介します。

 

1962年(昭和37年)は、キューバ危機の発生やアメリカ初の有人宇宙飛行が成功した年です。日本では国産旅客機YS-11が初飛行しました。

キューバ危機って結構やばかったらしいですね。最近映画にもなっています。

  

1974年(昭和49年)は、佐藤栄作元首相がノーベル平和賞を受賞、小野田少尉の帰還、ウォーターゲート事件でニクソン大統領辞任などがありました。

 

1986年(昭和61年)は、天皇陛下在位60周年記念、バブルの始まりで株価高騰NTT株フィーバー、英チャールズ皇太子とダイアナ妃が来日、ハレー彗星が76年ぶりの地球接近と目白押し。

バブルと言えばジュリアナ、と思っていたけどジュリアナが出来たのはバブル崩壊後だそうです(知らなかった)。

   

 

1998年(平成10年)は、長野オリンピックが開催された年です。経済ではバブルが崩壊し日本長期信用銀行が破綻、日本が失われた20年に突入した年です。

 

長野オリンピックのラージヒルスキージャンプで日本は団体金メダル!

懐かしくも感動の話です。

  

 

2010年(平成22年)は、リーマンショック後の経済混乱の中、2009年に民主党が誕生し超円高が進んだ年です。小惑星探査機「はやぶさ」が困難を乗り越えて帰還した年でもあります。色々懐かしいです。

「はやぶさ」の偉業が次の「はやぶさ2」につながるんですね。

 

(引用元:加藤迪男著 十二支の話題辞典 東京堂出版)

 

2022年の寅年には、経済・科学・社会全般で日本が繁栄の年になると良いですね。

 



 

 

2022年の干支は寅になります。

寅は大成功を導いてくれる「かも」しれません。

努力次第ですよね、頑張りましょう!

 

この記事がご参考になれば幸いです。