iphoneを4から5、6と使用してきましたが、一番古いiphone4を使用しないまま引き出しの中に放置していたら、バッテリーが膨らんで裏蓋が剥がれていました。
iphone4はもう使用する事が無いので、さっさと処分するべきでしたが、すっかり忘れていました。
iphone5はいらなくなった時にキャリア(softbank)の窓口で引き取ってもらったので問題ないのですが、iphone4も一緒に引き取ってもらえばよかったのにと、ちょっと後悔してます。
しかし、電源を切って放置していただけなのにバッテリーが膨張するんですね。
バッテリーが膨張したままのiphoneをこのまま放置していいのでしょうか?
よくわからないので調べてみました。
スマホのバッテリーが膨張する原因
いったいスマホのバッテリーはどの様な原因で膨張するのでしょうか?
その原因は次の通りです。
- 長時間使用することによる経年劣化
- バッテリーの初期不良
- 不適切な利用(充電しながら使用するなど)
- 過放電や過充電など
- 衝撃が加わることによる、バッテリ-内部の破損
- 高温環境下での充電や保管
- 満充電または電池残量が無い状態での長期保管
- 電池残量が十分な状態での浅い充放電の繰り返し
筆者の、バッテリーが膨張したiphone4の場合は、恐らく7番目の「電池残量が無い状態での長期間保管」が原因と思われます。
スマホのバッテリーにはリチウムイオン電池が使われています。
リチウムイオン電池は、小型・軽量で大きなパワーを出せるので、モバイル機器には最適で、スマホやタブレット、ノートPCなど様々な電子機器で使用されています。
しかしリチウムイオン電池は、劣化するとバッテリー内部の電解質が酸化しガスが発生します。
そのガスがバッテリー内部に溜まることで、バッテリーが膨張します。
バッテリーが膨張することによる危険
バッテリーが膨張したスマホを放置してはいけません。
バッテリーが膨張することによる危険性は、次の通りです。
最近のリチウムイオン電池は安全性が高まっており、膨らんでも発火などの危険性は低いが、バッテリーが膨らむことで画面や内部の基盤が破損したり、隙間ができることで防水性が下がったりする。
ネット上では、膨張したバッテリーが火を噴いている様子を、動画や画像などで見る事が出来ます。
またニュースでも某メーカーのスマホが爆発し大けがを負った、と報道されたりしています。
しかし、最近のバッテリーは、膨張しても、発火や爆発を起こす可能性低くなったようです。
また最近のリチウムイオン電池はかなり改善されており安全にはなってきているようで、各電話会社のサイトでは安全である旨記載されています。
以下はドコモのサイトより。
電池は膨らんでも安全性に問題はありませんが、安心してお使いいただくために、ドコモショップなどにご相談ください。
引用:https://www.nttdocomo.co.jp/support/safety/battery/index.html
以下はsoftbankのサイトより。
電池パックの特性について
引用:https://www.softbank.jp/mobile/info/personal/news/product/070815b/
電池パックは、ご使用条件により、寿命が近づくにつれて膨れる場合があります。これはリチウムイオン電池の特性であり、安全上に問題はありません。
電池パックは消耗品であり、充電を繰り返すごとに1度の充電で使用できる時間が、次第に短くなっていきます。電池パックを完全に充電しても、使用できる時間がご購入時の半分以下に短くなりましたら、電池パックの寿命が近づいていますので、早めに交換することをおすすめします。
但し、完全に危険が無くなったと考えるのは良くないと思います。
少ない確率ながら発火や爆発の危険性はあります。
また、バッテリーが膨らむとスマホの画面や内部基盤などを破壊する事もあるので、安全だから膨らんでも構わない、と言う訳にはいきません。
バッテリーが劣化し、膨張している場合は早急に対処が必要になります。
バッテリーが膨らんだ場合の対処方法
スマホのバッテリーが膨らんだ場合は、危険なので速やかに対処(バッテリー交換)をした方が良いでしょう。
もしバッテリーが膨らんでいる場合は、
- 契約中のキャリアの窓口に行きバッテリーを交換してもらう
- スマホメーカーのサポートに連絡しバッテリー交換をしてもらう
等の対応で交換してもらいましょう。
ドコモやau、softbankなどの大手キャリアの場合は、修理対応でバッテリー交換すれば大丈夫でしょう。
iphoneの場合は、アップルストアへの持ち込みか、アップルサポートに問い合わせて修理を依頼しましょう。
格安スマホの場合は、スマホメーカーに問い合わせての修理依頼になります。
使用しないスマホの処分方法
では、使わなくなったスマホの処分はどうすれば良いでしょうか?
機種交換の際に引き取ってもらう
大手キャリアで機種交換する場合は、新しいスマホと引き換えに旧スマホを窓口で引き取ってもらい処分をお願いする方法があります。
筆者もiphone5 ⇒ iphone6へ変更する際は、iphone5は引き取ってもらいました。
この場合は、古いスマホのバッテリーが多少膨れていても引き取ってくれるでしょう。
中古買取店で買い取ってもらう
比較的最近の機種であれば、中古買取店に行き売却する方法が良いでしょう。
今年(2019年)の初めに、筆者は不要になったiphone6を売却しました。
大事に使っていたので傷はないのですが、5年使っていたためバッテリーが膨らんでいたのか、微妙に裏蓋が持ち上がる兆候が見えました。
GEOで査定してもらい、これでも大丈夫か確認しましたが、買い取りに問題ないとの事。
8000円で買い取ってもらえました(スマホの状態により価格は変わります)。
結構高い値段が付いたので驚きました。
2・3年で買い替える人は、古いスマホも中古店に持ち込めば結構な価格になると思いますので、一度査定してもらいましょう。
では、冒頭のiphone4はどうでしょうか?
バッテリーが派手に膨張したスマホも買い取り可能
冒頭で紹介したような、バッテリーが膨れたiphone4は引き取ってもらうのは無理でしょうね。さすがに。そもそも古すぎます。
っと思ってGEOに電話して聞きましたら、買い取ってくれると返事が有りました。
そこで時間ができましたのでGEOに売却に行きました。
売却したのは、次の写真のようなバッテリーが膨張したiphone4です。

売却した先は、スマホの買取を行っているGEOです。

GEOでスマホを売却する場合は、身分証明書(免許証でOKです)を持参しましょう。
バッテリーが膨張したスマホ(iphone4)を売却した結果は、110円でした。
「ジャンク品扱いですが良いですか?」と聞かれました。
大変安いですが、バッテリーが膨張したまま置いておくのも嫌ですし、捨てるのももったいないし、という場合には110円程度でも良ければお試しください。
この記事がご参考になれば幸いです。