スマホの性能は日々向上しています。

大画面化や高速なCPU、大容量メモリ、高解像度カメラ。

そして電話だけでなく長時間に及ぶネットでの動画視聴など、バッテリーに掛かる負担も大きくなっています。

このスマホの高性能化に合わせてバッテリーも進化しており、最近採用されているリチウムイオン電池ではバッテリーの大容量化、軽量化、小型化など、以前に比べてどんどんと使いやすくなってきています。

また取り扱い方法も改善されており、以前はご法度だった使い方も、今では問題無く使えたりと利便性が増してきています。

しかし、それでも使い方によってはバッテリー寿命が短くなってしまう場合があります。

最近のバッテリーは内蔵型なので、交換には多くのの費用と日にちが掛かる場合があります。

バッテリーの取り扱い方法を理解し、長くスマホを使用できるようにしましょう。

 

 

 



充電しながらの高負荷使用でバッテリーは劣化します

ゲームや動画視聴しながら充電するのは、バッテリー寿命を縮めます。

スマホを高負荷状態で使用すると、バッテリーが発熱し高温になります。

特に動画を長時間視聴した時や、ゲームで長時間遊ぶとバッテリーが発熱しスマホが熱くなるのがわかります。

この様にバッテリーが高温になっている状態で充電を行うと、バッテリーが深刻なダメージを受け劣化する可能性が高くなります。

バッテリーは35度以上の高温下では性能が落ち、損傷することで容量が低下する可能性があります。

ゲームを止めたくない気持ちはわかりますが、バッテリー残量が少なくなった場合は、一度ゲームを止めてスマホを充電してください。

また使用していない状態でも、スマホが高温になる状態(直射日光に当たるなど)で充電すると同じようにバッテリーが劣化します。

 



過放電や過充電は電池の劣化を早めます

昔使用されていたニッケル水素電池は、電池を使い切る前に充電すると「メモリー効果」により電池容量が減ってしまいました。

しかし、リチウムイオン電池はメモリー効果が無いので、途中で充電する「継ぎ足し充電」は問題ありません。

逆に、リチウムイオン電池は過放電や過充電になると劣化しやすいので、電池容量が0%近くになるまで使用せずに、20%~30%程度で充電を開始するようにしましょう。

また過充電もリチウムイオン電池には良くありませんが、最近のスマホの充電機能は、満充電付近では過充電になり難いように制御されているため、過充電に対し必要以上に心配することはないでしょう。

 

正しい充電器を使用しましょう

充電の際にバッテリーに適切な電圧をかけるために、正しい充電器を使用する必要があります。

安定した電圧をスマホに供給することで、バッテリーが劣化することなく充電が可能になります。

あまり安売りしている充電器を使用することは、バッテリーの劣化につながるので避けるべきです。

 



OSをアップデートし常に最新の状態で使用しましょう

最新のOSでは節電に関する技術も飛躍的に向上しています。

OSを最新の状態にする事で、バッテリー寿命を延ばす事が出来ます。

最新のOSではバッテリーに負荷のかからないように充電するように改善されています。

 



長期間の保管時には充電を50%にして電源を落とし保管しましょう

使用しなくなったスマホを保管するときは、電池容量を50%程度まで充電してから保存しましょう。

そして半年ごとに電池残量を確認し、常に50%程度まで充電して保管しましょう。

満充電や、電池残量が無い状態で保管すると劣化し、最悪使用できなくなります。電池残量が無い状態で保管した例を別記事でご紹介しています。

バッテリーが膨らみ、完全に機能しなくなっています。

こうなるとバッテリー交換を行うしか方法が無くなります。

もし今後使用しない場合は、早めに中古買取店などで処分するのが良いでしょう。

参考:apple社、バッテリーの駆動時間と耐用年数を最大限に延ばす
https://www.apple.com/jp/batteries/maximizing-performance/

 

技術の進歩に合わせて、バッテリーの性能も向上しており、昔に比べてそれほど気にしなくても、バッテリーが性能低下することはありません。

しかし使用方法によっては、バッテリー性能が著しく低下したり、劣化したりする場合があります。

最近の内蔵式バッテリーの取り換えは面倒でもありますので、少しだけ使い方に気を付けて、長い間使用できるようにしましょう。

この記事がお役に立てれば幸いです。